舌を信じる

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50年間の間、りんごに含まれる鉄分の量の遷移。
2.0mgから0mgになった。

(日本食品標準成分表1950,2000)

食欲の秋と言う事で、食事について述べたいと思う。

私はド田舎出身なので、自然の食べ物に触れる機会が多い。

そこで少々というか気になることは、人が舌を信じられなくなっていることだ。
まともな食事が無いので、味を計る基準値がないのである。

外食で野菜を食べると、味が薄い。水を食べているような感覚である。歯ごたえだけを楽しみ、味はドレッシングの味だけ。それをありがたがって食べるのである。

某グルメ漫画ではないが、味で判断できないのは、一つの弱点だ。

しかし残念なことに、まともな野菜は最早手に入らない。年収が1000万円を超えていても、4人家族なら食事でまともな栄養を摂取するのは不可能と言える。もしスカスカの野菜で栄養を得ようとするなら、莫大な量が必要となるし、まともな野菜は最早売っていない。

勘違いしないで欲しいのは、有機、天然といった単語が付けばいいと言うわけではないのだ。栄養があり、余計な農薬などが付いて居ないことである。そしてこれは、入念に調査機関が調べているならともかく、そんなことはあり得ないのだ。つまり舌で判別するしか無いのである。完璧な時期に100%りんごジュースの濃縮果汁還元と、絞っただけのモノを飲み比べた感覚。そうそれだ。飲んだ事が無かったら、ショックを受けるはずだ。絞っただけのものは桁違いにおいしいが、それが普通だったのだ。(もはや絞っただけのものにもハズレがあるが・・・)

野菜は体にいいものではない。

「いい野菜が体にいい」
のだ。
舌を信じろってこと

しかし、異常な油脂、砂糖で舌が機能しなくなっている人が多いため、残念ながら現実的な方法では無いのである。

私は野菜をたっぷり食べても、錠剤のビタミンとミネラルも取った方がいいと思う。

最早一般的に販売している野菜は過大評価をされるロートルなのだ。もともとそんな時期にその野菜、採れる種類だったの?って野菜に聞いてみよう。

○○200個分の鉄分!ってほんとに0mgかもしれないぞ。
楽な方法は、ないってこと。