8万円の4kテレビSeiki SE39UY04でプログラミングを楽しめるか

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今回はガジェットのレビュー。その異様な安さで話題をかっさらっていった4kテレビ、Seiki SE39UY04のお話。(ちなみに、ディスプレイという表現を使ってやりたいが耐えている)
はたしてSeiki4kは我々ディスプレイ難民の解決策になるか。

準備

当然ながら、アメリカのamazon.comで本テレビの注文を行う。送料込みで80,000円弱だった。http://www.amazon.com/gp/product/B00DOPGO2G/

今回はWindows7で使うのでWin7マシン。
グラフィックボードはATI Radeon7750のHDMI1.4端子があるもの、SAPPHIRE Radeon ビデオカード ULTIMATE HD7750 1G GDDR5 PCI-E を使う。約12,000円。
ファンレス(wow!)ながら、(エアフロー次第だが)真夏にYoutubeで4kを眺める程度では全く問題は無かった。

HDMI1.4ケーブルはテレビにブルーでかっこいいものが付いてくるため、他に必要なものはない。部屋のレイアウトなどの問題でデスクトップと本テレビを遠くに離したい人は長めのものを買うと良いだろう。私も安いものを購入したが問題は無かった。

合計92,000円ポッキリ、これは驚異的なコストパフォーマンスだ。大概、「PCの画面を写す場合はビデオカードは指定したものを 10万円です」など、よく分からない障害があった。これら異様なハードルは、豪雨の後で剥き出しになった見え見えの地雷を彷彿とさせる。人柱報告を旨とする戦士もその地雷原にためらわざるを得なかったはずである。

この金額を出して、グラボをインストールして、ケーブルをさして、フィニッシュである。これで至極あっさりと動くのだ。こんなうまい話が世の中に!

 

使用感

まあ、準備が簡単なのは良い。安いのもいいだろう。重要なのは実用的かどうかだ。さすがにプログラミングしか本当に出来ないのならイヤだろう。厳しくみていこう。

まず、39インチ4kはDPI変更無し(100%)で27インチ2560×1440とほぼ同じドットのサイズで作業が可能だ。これは今お使いの方はよく分かると思うが、非常に使いやすいサイズだ。

リフレッシュレートは30Hzになってしまうが、別に気になったことはない。少なくともこのディスプレイでセガやらカプコンのゲームを行うわけではないのだ。我々は画面食いのVisualStudio様を動かせれば良いのである。

周辺減光がある。LEDディスプレイによく見られる、画面はじっこがやや暗い、と言うものである。今のディスプレイは購入後、たいてい明るさを落とす方向で調整されると思うが、はじっこは大分暗いのだ。しかし気になる程かというとそれ程でもない。私は明るさを20くらいにしている。

発色はどうか?解らない。色弱気味なので、色に関してはご容赦いただきたい。ただ、まあ撮ってきた写真を現像して極端に変になると言うことは、個人的に無いような気がする。

デカいからか、VisualStudioのソリューションエクスプローラで若干ラグることがあるが、気のせいかも知れない。Youtubeの4k動画で不満がないからだ。仕事柄、VisualStudio2008,2010,2012全てが稼働していることがあるが、単にそれが重いだけかも知れない。

39インチはおそらく、一般的な机に載る最大のサイズギリギリを押さえている。邪魔になりすぎることはないだろう。

グレアだが気にする必要は今更無いだろう。まぶしいものを反射する位置に置かなければ良い。

消費電力対策については、やや面倒だ。自動オフが働いた後、マウスやキーボードを操作しても、電源は入ってくれない。なぜならディスプレイの電源が切れると、ハードウェア的に切断されたと言うことになるからだ。これはテレビなのだ。しかし問題は感じない。たとえつけっぱなしでどこかに行っても別なディスプレイを複数台使うより電気的コストはともかく金銭的コストは遙かに安いし、リモコンで再度電源をONにするのも、こいつのリモコンは地面から浮いている底面部分が多く、なかなか握りが良く扱いやすいせいか苦痛でないのである。

日本のテレビはそのままでは映らない。これは何かを経由すれば良いのだし、比較的どうでもいいポイントだ。

質感は安っぽくは感じない。特にインテリアが映える部屋にあっても、美観を損なうことはないだろう。

総評

ディスプレイ2台使いだったが、2台のアドバンテージもあるだろうと思っていた。今思えば、アドバンテージは別に何も思い出せない気がする。VisualStudioは快適になった。あのExcelの資料もなんだかいままでよりよく見えるほどだ。

ガッチリと撮られた高解像度の風景写真の壁紙は実際の窓のように素晴らしく、たまにWinキー+Dを押したくなる程だ。

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おそらく、現時点で最高に近い選択肢だろう。不安要素はあまり無い。この機会に4kを試していただきたい。