全粒粉100%パンへの道3

この連載もついに第三回になる。
一般的に食べられる最強の主食は何か?と探し回った末、
発芽玄米か、全粒粉100%パンか・・・・
そして選ばれし全粒粉

材料と量は前回の通りだが、色々試したことを書いていこうと思う。
材料や不要なカロリーは少ない方がいい。

■バターなし
全然膨れない。一筋縄ではいかないようだ。残念だ。
他でもいくらでも取れそうなバターのファットはどけておきたかった。

■水なし
論外。
まるで生ゴミである。
勘の良い読者諸氏なら気付いたと思うが、入れ忘れただけだ。

■砂糖無し
パンが妙な色をしている。
あんまりおいしくないし、見た目も悪い。
失敗と言える。
これはイースト菌のエサになるし、
栄養やらGI的には別に入れないのに拘らなくていい。

■砂糖をパルスイートゼロに置き換え
これは不気味なくらいうまくいった。やや香りが変わったが許容範囲だ。普通に食べられる。
しかし砂糖の方が原価が安いし、17gの砂糖を削る必要は無い可能性は高く、お勧めはしない。
イースト菌にもダイエットをさせたい場合には有効と言えよう。

■イースト菌無し
話にならない。
少しでも時間をおけば人間を殺せそうな強度で構成される石。
これを食べ気になるだろうか?無理だろう。
勘のいい読者諸氏なら気付いたと思うが、入れ忘れただけだ。

■スキムミルク無し

行ける。材料の手間を一つ減らすとしたらこれ。
ただし、養分的にスキムミルクはナイスであったりする。
何とも言えない微妙な位置取りである。

- 結論 -

「素直に普通に作ってりゃいい
削るならスキムミルク」

なんだか大した内容がなくて申し訳ないが・・・

全粒粉100%パンへの道2

前回

福利厚生担当・通称シリアスマンだ。
なんだかんだの告知で続きまで間が開いてしまったたため、とりあえずあらすじを書くと
「全粒粉100%のパンは強力な成分を持っているから作ろうぜ」
ってこと。

こだわりすぎだろ!
なるほど、それは良い突っ込みだ。しかしみんな体で酷い目に遭ったときに気付いてるはずだ。
人生において健康が全てではないが、健康がなければ全てがない

と。

そこから今日の続きを書く。

とりあえずそろえた機械は
パナソニックのホームベーカリー SD-BMS102
何が素晴らしいって真夜中に動かしても布団の隣でも無い限りあんまり気にならない静粛なサウンド。
強いて言うならば ウゴッ・・・・・ウゴッ・・・ウゴゴッ・・・・ 程度ってこと。

とりあえずこの機械に書いてある全粒粉のレシピ通りに作るわけだが、詳しくはどうにかして読んで欲しい。上げると文句を言われそうだ。
全粒粉を何%にせよ、と書いてあるが全250gを全粒粉にする。それ以外は何も変えていない。
全粒粉は日清のスーパーファイン ハード。
ドライイーストはサフ インスタント・ドライイースト赤。 (古くなりやすい物なので一度に買いすぎないこと)
これであとはレシピ通りである。量も全てが同じだ。

聞くところによると、全粒粉100%はなかなかうまくいかないのだそうだ。
寝かせる時間が長くないととか、いろいろあるらしいが

とりあえず最短時間でスタンダードに焼く。
6時間・・・・長いので寝る。

起きた頃にはあっけないほど普通に出来上がっていた。トーストすれば普通に食べられる。
難しい難しいと言われていたのは一体何だったのか?
別段弱点も何も無い・・・・・
(多分スーパーファインハードの難易度的な意味での出来が良いのだと思うが)

つづく

全粒粉100%パンへの道

福利厚生担当だ。
なんてことだ。今日はパンの話だ。

ああん?パンだあ?日本人なら米だろ!
なるほどただのパンなら米のほうがかなり素晴らしい存在だ。
しかし白米は大量の脚気患者を生み出した恐るべき兵器であり、一説によると日露戦争時、被害は兵器によるものより白米原理主義による脚気のほうがダメージが大きかったという。そのくらい単体では栄養が不足するのだ。

粒粉100%のパンは恐るべき栄養価を誇る。

発芽玄米や玄米を常食している方がトレーニング後以外に白米を食べようモノなら、1日を無駄に費やしてしまったのではないかととてつもない不安に駆られるだろう。
そんなシビアな連中にも「全粒粉100%さ」というワードを出せば「いいもの食ってるね!」と言われるのである。

しかし全粒粉100%のパンは通常購入すると高いし、滅多に売っていない。
全粒粉パンと書いてあるモノをみると、大概10%だの20%で終わっている。これは全くもってハードなトレーニングをする我々には無価値だ。

膨大な食物繊維、そば、玄米を上回る驚異の低GI。謎のタンパク質量。自分で作れば安い!
そのうちなんか落とし穴が見つかるかも知れないが、
今のところ見つかっていない全粒粉100%パンを作るためのレポートをしていこう。

(発芽玄米でも全然良いのだが、炊けば終わってしまうので試行錯誤のスキすらない)

続く